22歳専業主婦の料理教室体験告白

二十歳から始まった私の親によるお見合い話にうんざりし、
ある日料理教室に出かけるふりをしてそのまま家出をした。
それは初めてのことだった。
その後どうするのか決めることもせすに、ただ夜の街を歩いた。
王子様との出会いを夢見ていた。
でも、白馬に乗った彼が現れることはなく、現れるのは、札束を手にし
私を金と交換するような結婚をしたがるおじさんばかり。
親はそういう男と結婚することが、幸せだと思っている。
私の処女性を、おじさんが欲しがっているとなんとなく思う。

だからワンナイトの出会いでもいいから、そんな処女の私を壊したかった。
料理教室で得たものは料理の腕と女友達で、男との出会いはなかった。
男友達が一人もいない。彼氏もいない。

私は口座からおろしたお金を持ってクラブにいった。
ナンパの嵐だった。一人でいる女には声をかけやすいのだろう。でも怖かった。
男たちは酒に酔っているし、怖かったのだ。
そのとき、助けに入ってくれた男がいた。

男は彼氏のふりをして私をナンパ男から離してくれた。
「お前さ、一人でこんなとこに来てバカじゃないの?」

そう言って男は私と目を合わせた。
…その瞬間恋に落ちた。生まれて初めての一目惚れだった。
私は彼にそう言われたあと、思わず泣き出してしまい彼は慌てて
泣く私をなだめた。そしてそのあとクラブからバーに移動し
たくさん話を聞いてもらい、彼に呆れられ、少し叱られて、
その日は彼の家に泊めてくれた。一緒に一夜を過ごしたのに、何もなかった。
翌日、彼は家まで私を送ってくれた。なんとかこの縁を続けたくて
男の電話番号とアドレスを聞いた。
それから私は彼の心を射止めるために頑張った。初恋だった。

それがいまの旦那だ。